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入荷日 2025/6/13
人びとの音楽 - Folks’ Music -
1. カサンドラ・ミラー(b.1976):街は、人でいっぱい(16声の混声合唱のための)
2. ローレンス・クレイン(b.1961):弦楽四重奏曲第2番
3. リンダ・キャトリン・スミス(b.1957):フォリオ(16声の混声合唱のための)
※録音:2023年6月17日、ダブリン・シティ大学 オール・ハロウズ・チャペル(ダブリン、アイルランド)、2023年9月11日、アイルランド聖ペテロ教会(ドロヘダ、アイルランド)
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ラウス現代音楽協会(Louth Contemporary Music Society)のイーモン・クウィンが、2023年のミッドサマー・フェスティヴァルのために委嘱した作品のアルバム。ポール・ヒリヤーとアイルランド室内合唱団が初演した合唱曲が2曲。トマス・タリスの哀調の教会音楽の記憶をとどめる、16世紀の「こだま」がつつむ、ロンドン在住のカナダの実験音楽作曲家カサンドラ・ミラーの
《街は、人でいっぱい》。エミリ・ディキンソンが手近の紙に書き留めた詩の世界につながる、半透明な、なにかを見つけようとでもするような不思議さをもったリンダ・キャトリン・スミスの
《フォリオ》。エスポジート四重奏団の演奏による、「簡素で基礎的な素材を新しい構造と文脈に使い、新鮮な美しさをめざす」と言うイギリスのローレンス・クレインの《弦楽四重奏曲第2番》
がカップリングされています。
アイルランド室内合唱団、ポール・ヒリヤー(指揮) / エスポジート四重奏団*
[ミア・クーパー(ヴァイオリン)、アンナ・カシェル(ヴァオリン)、ヨアヒム・レーヴァー(ヴィオラ)、ウィリアム・バット(チェロ)]/Chamber
Choir Ireland, Paul Hillier, Esposito Quartet
12504005 / LCMS / 輸入盤 ご注文へ
マリア - ライプツィヒのジョスカン - Maria - Josquin
in Leipzig -
ジョスカン・デ・プレ(1450/55-1521):
1. アヴェ・マリア...清らかな乙女
2. アヴェ・マリア
3. ミサ曲《 祝福された聖処女》より キリエ
4. ミサ曲《 祝福された聖処女》より グローリア
5. 求めよ、そうすれば与えられ
6. 恵み深き者、憐れみ深き主は
7. ミサ曲《 祝福された聖処女》より クレド
8. 主よ、私を癒してください
9. 喜べ、マリアよ、至高の威厳の神殿よ
10. ミサ曲《 祝福された聖処女》より サンクトゥス
11. 私はあなたがたの悪行を雲のように吹き払い
12. 天使の女王
13. 主の祈り/アヴェ・マリア
14. ミサ曲《 祝福された聖処女》より アニュス・デイ
15. 私は自身のためにあなたがたの罪を拭い去り
16. 受肉したみことば
[2、9、12=写本「トーマス・グラドゥアーレ」からのセクエンツィア]
[2、5、6、8、9、11、12、15=世界初録音]
※録音:2021年4月&11月、2022年11月、2023年3月、ライプツィヒ聖トーマス教会
[80:25]
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J.S.バッハが音楽監督(カントル)を務めたことでも知られるライプツィヒ聖トーマス教会少年合唱団(聖トーマス教会合唱団)の元メンバーたちによって1992年に結成された男声ヴォーカル・アンサンブル『アマルコルド』。ゲヴァントハウス管弦楽団、聖トーマス教会少年合唱団と並び、ライプツィヒの音楽シーンを代表する存在としてドイツ国内外から注目されている彼らの3年ぶりとなるニュー・アルバムは、「ライプツィヒに伝わったジョスカン・デ・プレの音楽」という極めて意欲的な、そしてアマルコルドならではのプログラムです。ルネサンス時代の作曲家の中でも、巨匠ジョスカン・デ・プレは自らライプツィヒを訪れたことはありませんでしたが、彼の音楽は16世紀初頭には既に、神聖ローマ帝国有数の商業都市ライプツィヒに伝わっていました。重要な交易路の交差点にあり、商人たちが毛皮やワイン、その他の財宝を売っていたこの街では、イタリアからの最新の音楽の傑作も取り引きされていたのです。ライプツィヒに伝わる2つの写本(「Apel
Codex」と「Ms. Thomaskirche 49/50」)にこれらの文化的遺産が遺されており、アマルコルドはこれらの写本から「ライプツィヒのジョスカン」の魅力的なイメージを作り出しています。聖母マリアへの深い信仰と美しさに満ちた作品「ミサ曲《祝福された聖処女》(ミサ・デ・ベアータ・ヴィルジネ)」を中心に、シャンソンに基づく神聖なモテットが巧みに織り交ぜられ、そして聖トーマス教会に伝わる1300年頃の貴重な写本「トーマス・グラドゥアーレ(Thomas-Graduale)」からの中世のセクエンツィア(続唱)が感動的な方法で聖母マリアへの信仰を深めます。聖トーマス教会少年合唱団の元メンバーたちが、ライプツィヒに伝わる写本からのジョスカン・デ・プレの音楽と聖トーマス教会に伝わる聖母マリアへのセクエンツィアを聖トーマス教会で録音した意義深いアルバムにご期待ください!
アマルコルド(男声ヴォーカル・アンサンブル) [ヴォルフラム・ラットケ(テノール)、ロベルト・ポーラース(テノール)、フランク・オツィメク(バリトン)、ダニエル・クナウフト(バス)、ホルガー・クラウゼ(バス)]、トビアス・ペヘ(テノール/5、6、13、15)/amarcord
12504002 / RAUMKLANG / 輸入盤 ご注文へ
ディートリヒ・ブクステフーデ:7つの連作カンタータ 《われらがイエスの四肢》
BuxWV.75 - Buxtehude: Membra Jesu Nostri -
ディートリヒ・ブクステフーデ:
7つの連作カンタータ 《われらがイエスの四肢》 BuxWV.75
※録音:2024年10月2日-6日(ポーランド)
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17世紀ドイツの作曲家で、バッハの前の世代として、教会カンタータの発展に貢献し、オルガンの名手としても知られるディートリヒ・ブクステフーデ。本アルバムでは、ブクステフーデが残した最大規模の作品のひとつで、十字架に磔にされたイエスの体の一部、足、膝、手、脇腹、胸、心臓、顔に対応した7つのカンタータから成る
《われらがイエスの四肢》 を収録。各曲は器楽によるソナタ、コンチェルト、アリア、コンチェルトという構成になっており、ブクステフーデの高度に洗練された書法を垣間見ることができる作品と言えるでしょう。演奏は、名バロック・ヴァイオリン奏者、レイチェル・ポッジャーとの共演でヴィヴァルディのラ・ストラヴァガンツァの録音に携わったポーランドの実力派古楽グループ、アルテ・デイ・スオナトーリです。
マジェナ・ミハウォフスカ(ソプラノ)、マルタ・クリシャク(ソプラノ)、ピオトル・オレフ(カウンターテナー)、カロル・コズウォフスキ(テノール)、マチェイ・ストラブジンスキ(バス・バリトン)、アルテ・デイ・スオナトーリジェロナ・グラ大学、カントゥス・フマヌス室内合唱団、バルトウォミェイ・スタンコヴィアク(指揮)/Arte
dei Suonatori, Cantus humanus
12504006 / RecArt / 輸入盤 ご注文へ
入荷日 2025/6/6
1612年、イタリアの 《晩課》 - 1612 Italian Vespers
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1. ロドヴィコ・ヴィアダーナ:Deus in adiutorium meum
2. ヴィアダーナ:Dixit Dominus
3. バルトロメオ・バルバリーノ:Exaudi Deus
4. ヴィアダーナ:Laudate, pueri
5. アンドレア・ガブリエリ:Benedictus Dominus Deus
Sabaoth
6. ヴィアダーナ:Laetatus sum
7. ヴィアダーナ:O dulcissima Maria
8. ヴィアダーナ:Nisi Dominus
9. パレストリーナ:Quae est ista
10. ヴィアダーナ:Lauda, Jerusalem
11. A.ガブリエリ:Toccata del 9. Tono
12. モンテヴェルディ/ソリアーノ:Ave, Maris Stella
13. 単旋聖歌:Versicle & Response
14. ジョヴァンニ・ガブリエリ:Magnificat for 7 Choirs
(reconstr. Hugh Keyte)
15. モンテヴェルディ:Ab aeterno ordinata sum
16. 単旋聖歌:Versicle & Response / Collect of
the Feast
17. G.ガブリエリ:In ecclesiis
※録音:2012年1月18日-20日(ロンドン、イギリス)
[78:39]
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ロバート・ホリングワースによって1986年にオックスフォード大学で結成され、2006年5月にはロイヤル・フィルハーモニック協会から”アンサンブル・アウォード”を授与されたイギリスの実力派古楽系アンサンブル、イ・ファジョリーニ。ザ・シックスティーンの自主レーベルであるCoro第7弾は、2012年に録音されていた名盤が復刻。1612年は、ヴェネツィアの多声合唱作曲家の中で最も優れた作曲家の一人、ジョヴァンニ・ガブリエリが亡くなった年であり、同時に、ロドヴィコ・ヴィアダーナの『晩課』(4つの合唱のための)が最も現代的なスタイルで出版された年でもありました。Deccaから発売されていた2012年の録音には、この壮大な晩課と、ジョヴァンニ・ガブリエリが7つの合唱(ヒュー・キートが綿密な調査と再構築を行った)のために作曲した、ファンファーレとカノンによる比類なき軍隊的なマニフィカトの唯一のバージョンが収録されています。ロバート・ホリングワースは、イ・ファジョリーニを率いてルネサンス後期からバロック初期の失われたこれら素晴らしい作品を発掘する旅に誘います。
イ・ファジョリーニ、ロバート・ホリングワース(指揮)
- I Fagiolini, Robert Hollingworth -
12503011 / CORO / 輸入盤 ご注文へ
ヘンリー8世の旅 - テューダー朝の王室の巡業からの音楽
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Henry VIII on Tour - Music from Tudor Royal Progresses -
ウィリアム・コーニッシュ(1465-1523):Ah,the sight、Trolly
lolly
作曲者不詳:A galyard
ウィリアム・ラサール(fl.c.1515):Missa Christe Jesu
ジョン・レッドフォード(c.1500-1547):Fellx namque
I
作曲者不詳(c.1540):Beata viscera
ディオニューソス・プリオリス(d.c.1514):Dulcis amica
Dei
フィリップ・ヴェルドロ(fl.c.1500-c.1530):Sancta
Maria virgo virginum
作曲者不詳:The kynges maske
レッドフォード:Fellx namque II
フィリップ・ファン・ウィルダー(c.1500-1554):Sancte
Deus
ジョン・ホワイト(1509/10-1560):Galloard I、Galloard
II、Galloard III
ウィリアム・モア(d.1565):Levavi oculos meos
マリナー・ブックより作曲者不詳:La bounette
ロベルト・カウパー(d.1539/40):Fare well may joy
ヘンリー8世(1491-1547):En vray amoure
ジョン・タヴァナー(c.1490-1545):Audivi vocem de
caelo
※録音:2024年3月5日-7日 [63:09]
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ヘンリー8世の治世下、王室は支配下の領土を度々訪れることで権力を示していました。こういった王室の巡業(Royal
Progresses)は、旅であると同時に音響体験でもあり、王の祈りには荘厳なポリフォニーが伴奏し、大広間には歓喜の歌が響き渡り、私室の親密な雰囲気の中では魅力的な器楽曲や室内楽曲が披露されました。ヒストリック・ロイヤル・パレス(宮殿を管理する慈善団体)とニューカッスル大学、ヨーク大学の専門家による「ヘンリー・オン・ツアー研究プロジェクト」とのコラボレーションで制作されたこのアルバムは、国王自身が2度滞在したラトランドのリディントン村で録音されており、リスナーをヘンリー8世とともに宮殿から地方への旅へと誘います。アンサンブル・プロ・ビクトリアは、2015年にケンブリッジ大学でハンフリー・トンプソンとトビー・ウォードによって設立された古楽アンサンブルでグラモフォン賞も受賞しました。主にOVPPの歌手と器楽奏者の柔軟な編成で、イベリアのポリフォニー、宗教改革前のテューダー朝の音楽、初期バロック音楽に焦点をあてて活動しています。共同創設者兼芸術監督のトビー・ウォードは、ケンブリッジ・キングズ・カレッジや英国王立音楽カレッジなどで学び、国立音楽家教会やセント・セパルカー教会のオルガニスト、ロイヤル・カレッジ・オヴ・オルガニスツのアソシエイト、テネブレ合唱団のテノール・アソシエイト・アーティストなどを務めています。完全限定生産、ディジパック仕様、プレミアム・プライスのLimited
Editionシリーズ。
トビー・ウォード(指揮)、アンサンブル・プロ・ビクトリア/Ensemble
Pro Victoria, Toby Ward
12504001 / Delphian / 輸入盤 ご注文へ
クリスマス・キャロル集 - Christmas Carols -
ポーランドのクリスマス・キャロル
1. Mizerna cicha
2. Pojdzmy wszyscy
3. Dziasiaj w Betlejem
4. Chrystus Pan sie narodzil
5. Jezus malusienski
6. Wsrod nocnej ciszy
7. Szczedryk
8. Radosc dzis nastala
9. Ding Dong Merrily on High
10. Koleda krakowska
11. Gore gwiazda
12. Magnum Nomen Domini
13. Lulajze Jezuniu
ボーナス・トラック -
ミハウ・ダンブロフスキによるオルガン即興演奏
14. Z narodzenia Pana
15. Dzisiaj w Betlejem
16. Tryumfy Krola niebieskiego
J.S.バッハ:オルガン・コラール
17. An Wasserflussen Babylon, BWV653b
18. Allein Gott in der Hoh sei Ehr, BWV717
19. Liebster Jesu, wir sind hier, BWV730
20. Liebster Jesu, wir sind hier, BWV731
※録音:2024年2月/ボーナス・トラック:1996年、2002年、2007年
[49:43]
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ポーランドおよび世界各国のクリスマス・キャロルを収録した1枚。伝統的なキャロルから比較的新しい楽曲まで、広く親しまれているものや忘れられかけた作品を含む多彩な選曲となっています。ポーランド・ヴァグロヴィエツのホール合唱団は国際コンクールや音楽祭で高く評価されており、クラシックからポピュラー音楽まで幅広く手掛けています。ボーナス・トラックとして、オルガンによるキャロルの即興演奏とバッハのコラールも収録されており、プログラムに宗教的な厳かさと洗練された響きを添えています。
ホール合唱団、トマシュ・コトヴィツァ(指揮)/Chor The
Hoor
12503010 / DUX / 輸入盤 ご注文へ
ポーランドとセルビアの宗教合唱作品集 - We Praise
Thee, O God -
1. Gaude Mater Polonia
2. Himna Svetom Savi
3. Bogurodzica
4. イザヤ・ザ・サーブ:Agios o Theos
5. シュテファン・モクラーニャッツ:Tebe Boga hvalim
6. イリーナ・ボグダノヴィチ:Modlitwa swietego Makarego
7. マルコ・タイチェヴィチ:Vospojte jemu
8. ウラディーミル・ミロサウリェヴィチ:Pokajnicka molitva
9. シュテファン・モクラーニャッツ:Heruvimska pesma
10. カロル・シマノフスキ:Nynie otpuszczajeszy
11. スタニスラフ・ビニツキ:Hvalite Gospoda s nebes
12. パヴェウ・ウカシェフスキ:Zeny mironosicy
13. ミオドラグ・ゴヴェダリツァ:Tjelo Hristovo
14. ロムアルト・トヴァルドフスキ:Wsiakoje dychanije
15. コルネリイェ・スタンコヴィッチ:Dostojno jest
[55:57]
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ポーランドとセルビアという2つのスラヴ民族の精神性と音楽の融合を表現した合唱作品集。過去3世紀にわたるポーランドとセルビアの合唱音楽を代表する作曲家たちの作品が収録されており、両国の音楽的遺産における共通点と相違点の両方が示されています。特にセルビアの作曲家による作品は、数百年にわたるオスマン帝国の支配を乗り越え、母国語と宗教を守り続けた文化の力を示しています。穏やかなロマン派の和声が、中世やビザンティンの賛美歌の厳しさと衝突し、アルバム全体に深みと多様性をもたらしています。
ヴァルスラヴィア正教会ミュージック・アンサンブル、ミウォシュ・ボジッチ(指揮)/Varslavia
12503009 / DUX / 輸入盤 ご注文へ
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