1. カサンドラ・ミラー(b.1976):街は、人でいっぱい(16声の混声合唱のための) 2. ローレンス・クレイン(b.1961):弦楽四重奏曲第2番 3. リンダ・キャトリン・スミス(b.1957):フォリオ(16声の混声合唱のための)
※録音:2023年6月17日、ダブリン・シティ大学 オール・ハロウズ・チャペル(ダブリン、アイルランド)、2023年9月11日、アイルランド聖ペテロ教会(ドロヘダ、アイルランド) ---------- ラウス現代音楽協会(Louth Contemporary Music Society)のイーモン・クウィンが、2023年のミッドサマー・フェスティヴァルのために委嘱した作品のアルバム。ポール・ヒリヤーとアイルランド室内合唱団が初演した合唱曲が2曲。トマス・タリスの哀調の教会音楽の記憶をとどめる、16世紀の「こだま」がつつむ、ロンドン在住のカナダの実験音楽作曲家カサンドラ・ミラーの 《街は、人でいっぱい》。エミリ・ディキンソンが手近の紙に書き留めた詩の世界につながる、半透明な、なにかを見つけようとでもするような不思議さをもったリンダ・キャトリン・スミスの 《フォリオ》。エスポジート四重奏団の演奏による、「簡素で基礎的な素材を新しい構造と文脈に使い、新鮮な美しさをめざす」と言うイギリスのローレンス・クレインの《弦楽四重奏曲第2番》 がカップリングされています。
アイルランド室内合唱団、ポール・ヒリヤー(指揮) / エスポジート四重奏団* [ミア・クーパー(ヴァイオリン)、アンナ・カシェル(ヴァオリン)、ヨアヒム・レーヴァー(ヴィオラ)、ウィリアム・バット(チェロ)]/Chamber Choir Ireland, Paul Hillier, Esposito Quartet
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