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��. 無題(ナンセンス)(吉原幸子)(6’00”) ��. 食べる(吉原幸子/谷川俊太郎)(5’45”) ��. あのひと(吉原幸子)(6’15”) ---------- 2024年2月14日、東京ウィメンズ・コーラル・ソサエティによる初演。 吉原幸子・新実徳英による「愛」がテーマの抒情的な三つの歌。3曲は様々な表情を見せながら展開されている。 世代問わず、多くの女声合唱団の新たなレパートリーにしたい作品である。 2曲目の「食べる」のみ吉原幸子と谷川俊太郎の共作の詩。 グレード:中級 演奏時間:約18分 <まえがき> 平凡社が吉原幸子さんの本を準備しているということで、作曲家としての吉原さんとの出会いのあれこれをお話した。 出来上がってきた本はたくさんの写真があり、カラフルでとても洒落た出来栄えで気に入った(『詩人 吉原幸子 愛について』平凡社刊)。 実はそれ以前に女声合唱曲の委嘱をいただいていて、久しぶりに吉原作品で曲を書きたいと思い、ご子息Jさんからいただいた3冊の全集を紐解くのだが、あまりの作品量で選択ができない。 困ったなぁと思いながら、この新しい本の頁を繰っていくと、ところどころに「選び抜いた」という感じで詩が載っている。これがなかなかに佳い感じ。そして ピッタリの3篇が見つかった。 「無題」に取り組み始めてふと、これは先ず歌曲にしたいな、と思ったのが運のつき(笑)、というか閃きで、先ず歌曲を作る、しかる後に女声合唱版を作成する、つまり二度手間を背負込んだのだった。 仕事が終わってみると、歌曲集と合唱曲集がほぼ同時に出来てしまったわけで、なんだか得したような気分である(笑)。 以下、各曲について簡略に記す。 ��. ピアノの分散和音、その美しい余韻から歌が、立ち上がる。様々な起伏が叙情を織り成していく。 ��. 激しく親密な愛のうた。ハバネラ→タンゴ→ロック→現代風と鮮やかに「衣装」を変えていく。 ��. しめやかに展開・変奏されていく「あのひと」の思い出。ここでも衣装の転換がバッハ風→フォーレ風→ジャズ・ワルツ→おおらかな3拍子と続く。 〈幼年連祷〉、〈失われた時への挽歌〉、〈をとこ・をんな〉、それらとはまた違った吉原幸子作品へのアプローチが出来たように思う。 今回の貴重な委嘱をいただいた[東京ウィメンズ・コーラル・ソサエティ=岸信介]の皆様に心よりの感謝を表するものです。 この少しばかり変わった曲がどのように受け入れられて行くのか、見守っていきたいと思っています。(新実徳英)
新実徳英
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